マドラス日記 '02/09
Back|5|

2002年9月20日

 朝、Meenaさんのスケジュールを聞こうと家に電話をする。やはり通じない。どうなっているのだ?Meenaさん家の電話って。携帯に電話してみる。当然ママが出るものだと思ったらMeenaさんが出た!!びっくりして腰が砕けた。名前を名乗るとちょっと考えて「ああ!」と判ってくれた様子。Meenaさんは、今日はオフだが出掛けてしまうらしい。

 Meenaさんに振られてしまったので、映画スタジオ見学に行く。

途中で新しいポスターを発見。公開日に合わせて、昨夜のうちに貼られたらしい。

 ポスターの写真を撮っていたら、こっちも!と声が掛かった(笑)
 スタジオでは今日も目ぼしい撮影は無い。テルグ映画の撮影隊がオープンセットで撮影していたがスターは居ないようだ。先日PrashanthとSimranのセットを作って居た所はどうなったのか?と思い覗いてみるが、まだまだ工事中だった。明日から撮影に入ると言っていたけど、どう考えても無理っぽいぞ。

 昼食後Meenaさんのポスターを発見。今日11時30分から上映されたらしい…。もう少し早く見つけていれば見られたのに…。

 パダヤッパを見るため映画館Srinivasaに。この映画館は激安!高い席でも15ルピー(約45円)だ。ちなみに安い席は5ルピー(約15円)である。

チケットの販売を待っていると映画館のスタッフが声を掛けて来て、中に入れてくれ、時間までいろいろと話をした。ラジニが日本で人気があると言うのは知っているらしいが、彼等が思っている程では無いんだけどなぁ。ラジニの他には誰が人気だ?と聞かれても返事に困る。

 昨日は無かったパダヤッパのポスターが貼られて居た。
 2時30分からパダヤッパの上映が始まった。いやはや、盛り上がること、盛り上がること。途中、何度も消えてブーイングの嵐が起こる。10分以上消えてしまって、しかもフィルム1本が丸々カットされてしまうハプニングがあったりして面白かった。右の写真は、何故か途中からスクリーンの回りが赤い照明で照らされた所。何故?一体なんの意味が?

 パダヤッパの後は念願の「Nanma Vettu Kalyanam」だ。あまり時間が無いので急いで映画館Krishnaveniに向かう。すでに長い行列が出来ていた。「チケットはどこで買うの?」とガードマンらしき人に尋ねると「中に入れ」と言われる。中にも行列が出来ていた。どこだ?とウロウロしていると先程のガードマンが「マネージャーから買え」と言う。並んでいるインド人は「こっちだ」と列の後ろを指差す。マネージャーはどこに…?と悩んでいるとチケット売り場の中から声が掛かった。居並ぶインド人をしり目にチケットを入手した(笑)

 「Nanma Vettu Kalyanam」の前半は5月に見学したシーンが主で、先日Meenaさんを探しまわったV.G.Pでも撮影されていて面白く見た。Meenaさんはゴールデンビーチで海に投げ込まれてるし、Ivan同様下唇を摘まれちゃってる。ああ、おいらも摘みたいよ〜。ミュージカルシーンではあの音楽が蘇って来た。ああ、頭から離れん…。Vivekが相当面白いらしく、館内は大受けしていたのが印象的。撮影見学していた時に色々と話し掛けて来た人がエキストラで出演していた。彼らはこの撮影のために居たのか?それとも借り出されたのか?どっちだ。

 夕食はまたまたピシュワリ。今夜がチェンナイでのラストナイトなので心残りのないようTangdi Chandniを食べる。やっぱり、うま〜。

2002年9月21日

 先日注文した写真が出来上がってるはずなので取りに行く。
うげげ、かわい過ぎる〜〜!!思わず50枚追加注文してしまった。つまりMeenaさんが一人で写っている写真をすべて買ってしまったことになる。値段は張ったがすばらし過ぎ〜。未公開映画なのでくれぐれも公にしないよう釘をさされた。

 写真屋さんの後、今夜チェンナイを離れるのでMeenaさんの所に挨拶に行った。残念ながら留守で会えずじまい。

 PrashanthとSimranの撮影が今日から始るはずなので見に行く。昨日セットが出来ていなかったからやっていないとは思うが…。
案の定、トンチンカンチンとセット作りの最中であった。今日もプラパパ事Thiagarajan氏が厳しい目を光らせていた。プラパパに寄るとPrashanthは今日はオフで、家で寝ているらしい。

Meena邸の前に出ていた移動アイロン屋さん。

 アンナサライの大通りに「Baba」の大看板が出ていた。

何度見てもターバンとナイフは「きのこ」にしか見えん…
あるいはルパン三世のマモー。

 Anna映画館に「Nanma Vettu Kalyanam」を見に行く。

 この映画館も派手に飾られて居た。これだけ沢山のポスターが張られているのだから一枚くらい分けてもらえないかとお願いしてみたが、もう残って無いと言われてしまった。

 この映画館も初めてだ。綺麗そうな映画館だと思って居たのだが、中はなかなか古びていて年代を感じさせる。それよりもスクリーンが昨日のKrishnaveniより格段に小さくて、Devi Balaのようだ。看板に騙されたって感じ。これなら昨日と同じKrishnaveniで見た方がよかったかなぁ〜。

 映画の後はホテルに戻り荷物をまとめる。アショカさんの家に電話で、今から帰国する事を伝えると、空港まで車で乗せて行ってくれるという。
アショカさんの運転するワゴンRで空港に向かう。恐い…。途中、もうちょっとでぶつかりそうになり肝を冷やした。思わず「私が運転しましょうか?」と言ってしまった(笑)
車の中で明日シンガポールに寄ってから帰る話をする。「シンガポールでラジニFCJの友だちがBabaを見に来ているので逢う予定です」と言うと「わざわざシンガポールまでBabaを見に来るんですか?それは事件です!インド人が聞いたらびっくりします!」と本当に驚いていた。それだけ「Baba」に人気が無いってことなのね(^^;チェラさんが「何回Nanma Vettu Kalyanamを見ましたか?」と聞いてきたので「2回です」と答えるとびっくりしていた。
なんとか無事に空港に着き、年末の再会を約束してアショカさんと別れた。

Back|5|
※当ホームページの写真を許可無く転載・複写する事を禁止します。