マドラス日記 '02/05
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2002年5月1日

 今日はメーデーなので撮影もお休み。
気が抜けて、どこに出かける気も起きない。なにしろ今日も暑い。
しかし、ホテルの部屋に居ても暑いので(エアコン無しの部屋なのだ(^^;)ショッピングに出かけることにする。

という事でスペンサープラザへ。ミュージック・ワールドとランドマークを廻り、ミーナグッズを探す。そろそろ公開されるであろう「Devan」のカセットかCDでも無いものか?と探し捲ったが見つからない。普通は映画が公開される前にカセットが発売されるものなのに…。事実、「Kadhale Swaasam」はカセットもCDも発売されていて、ファーストフードのコマラでは店内で流れて(有線放送?)いた。

アンナサライの大看板を見に行く。
Kamal Haasanの新作のようだ。テナリで共演していたJayaramの顔もある。

こちらはAjith。
「Varushamellam Vasandham」
Gunalは髭が似合わんなぁ。

映画館Deviの入り口でかなりくたびれた「Daya」の公開50日記念ポスターを発見。
ミーナさんの映画が公開されていないので、貴重なポスターか?(^^;

 この後、アンナサライの通りに面したお店で、映画関連の雑誌を購入。Goodsコーナーにアップしたのはこの時に買ったもの。

 しかし、暑い。たまらなくなってホテルに戻る。ホテルの部屋も暑いのだが、天井の扇風機が回っているだけで、ずいぶんと違う。それに今日はSunTVで、あの「アルナーチャラム」が放送されるのだ。「アルナーチャラム」は新宿で見て以来。意外と覚えているもので、字幕無しでも理解出来る。いやはや懐かしく見てしまった。但し、途中にニュースやらCMが何度も入るのには閉口したが。

2002年5月2日

 ラジニ邸へと行ってみる。セキュリティにラジニは居るか?と尋ねる。すると、5分前に撮影のためマハバリープラムに向かったとの事。う〜ん、もう少し早く来ていれば会えたかも?ミッドナイトには戻るというので、もしかしたら明日の朝なら会えるかもしれない…。

 諦めてミーナさんの撮影所に向かう事にする。
この頃になると撮影所のセキュリティとも顔なじみになった。Babaスタイル(マンガのまことちゃんのグワシみたいな人さし指と小指を延ばしたポーズ)で挨拶すると喜んでくれる(笑)
今チェンナイで大ヒットしている「Gemini」のポーズでも喜んでくれる(笑)

まめ知識:「Gemini」のポーズには意味がある。左手が「L」、目が「O」、右手が「V」を意味し、LOVEを表現しているのだとか。

 ちなみにここで「Gemini」も撮影されたのだ。
この写真の建物がヒロインの家になっていて、大ヒット曲のミュージカルシーンもここで収録された。

 撮影所では、こちらでもすでに顔なじみになったスタッフが「今日はミーナの出演するシーンは無いよ」と言って来た。
が〜ん。
「そ、そうなの?明日は?」
「明日も無い」
が〜ん。が〜ん!
「でも、明後日はソングの撮影だ」
「え?ソング?ミュージカルシーン?」
「そうだ。おまえはソングが好きか?」
「もちろん!」
うおー!!!!!!ミーナのミュージカルシーンの撮影が見られる!!
暑さも吹っ飛び、いきなりのハイテンションになってしまった、わたし。
 映画を見に行く。Rohiniである。大ヒットしている「Gemini」を見ようと思ったが、チケット売り場はすでに凄い行列。さすがにこの暑さの中、あんなに並ぶ気がしないので、隣の「Rajyam」にする。私の好きなVijayakanthの新作だ。実は密かに期待していた。

 「Narasimaa」の流れをくむ「Rajyam」は期待どおりであった。ワイヤーで吊っているのがバレバレなアクションシーンに、以前インターネット上でもニュースが流れた、大渋滞を引き起こした撮影シーンと見どころ満載。ストーリーに解りづらい所があったが、それを差し引いても傑作だと言える。
但し、これは私にとっての傑作であり、万人向けではない。たぶんほとんどの人は「なんじゃこりゃ?」と思うことだろう。

 先程よりもチケット売り場に並んでいる人が少ないので引き続き「Gemini」を見る。大ヒットしているので期待して見たのだが…
ストーリーはAjithの「Deena」の焼き直しみたいで、面白く無い。ミュージカルシーンのみが見どころか?
インターミッション前にスクリーンにマノラマさんが登場し「本日はGeminiを見に来てくださってありがとうございます。この映画はAVMの創立50周年記念を記念した映画で…」などと言うような事を話していた。(わたしの勝手な解釈なので違っているかもしれない)つい先日、本人に逢ったのだなぁと感慨深く見た。

 そうそう、上映前に「ロード オブ ザ リング」の予告が流れたのだが、タミル語吹き替え版であった。意外と違和感が無いのに驚いた。普段からタミル語映画を見続けているせいか?(笑)

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