2002年4月30日

　今日も暑い。

　まずラジニ邸へと行ってみる。セキュリティにラジニは居るか？と訪ねると、撮影に行っていると言う。チェンナイ空港近くのキャンパコラと言う所らしい。セキュリティが撮影場所を知っているというのも可笑しいような気もするが、もしかするとラジニに会えるかもしれないと思い、行ってみる事にした。オートリクシャーでかなりの距離を走り、到着したところは撮影場所とは思えないような所。でも、外から見えないようにぐるりと回された囲いが、撮影所かも？との思いを強くさせる。

　入り口のセキュリティにラジニとの写真を見せ「Babaの撮影場所？」と聞く。「そうだ」との答え。でも、今日はやっていないそうだ。彼等からどこで撮影しているのか聞き出し、再びリクシャーを走らせる。

　右の写真は、写真を撮って送ってくれ、との要望に答えたもの（笑）

　今日は屋上での撮影の為、昨日にまして見にくい。
Vivekさんに「今日は昼からかい？忙しいんだなぁ」なんて言われる。

　ミーナさんから声をかけられた。昨日プレゼントしたビデオを返して、テレビ番組がどうとか、PALがどうとか言っている。おかしいなぁ〜？確かPAL方式でダビングしたから見られない事はないはずなのに…。

　日本に持ち帰って再生してみた。ちゃんとPAL方式で録画されているが、入力ラインを間違えたらしくNHKの番組が録画されているではないか！
ミーナさん、びっくりしただろうなぁ〜。自分のステージのビデオを見ようとしたら、変な番組なんだもの。出発まぎわに慌ててダビングしてチェックしなかったのがいけなかった(^^;

　今度はミーナさんが車に乗り込むシーンの撮影だ。車に乗ろうとする時に、受け取ていたハンカチを広げるとメッセージが刺繍されている、というタミル語映画にありがちなシーンだ。先ほどまでは屋上での撮影で、ほとんど見られなかったので食い入るように見て居た。

どうやらこの時、カメラを盗まれたらしい。おかげで、Manoramaさんとのツーショット写真が消えてしまった。

Manoramaさんに「あなたの一番すきなタミル語映画は何？」と聞かれ「Rhythmです」と答える。しかし、通じない。Rhythmの発音って難しいのだ。
丁度この時、RhythmのDVDを持って来て居た事を思い出し「この映画です」と言って見せた。

そういえばCitizenも通じなかったなぁ。

　撮影の合間にミーナさんのマネージャー（と自分で名乗っているが、日本で言うマネージャーとはちょっと違い、付き人とか荷物持ち）と仲良くなった。彼はRojaが好きなのだそうだ。「Meenaのマネージャーでしょう？」と問いつめると「それは仕事」ときっぱり。そんなものなのかなぁ？

　夕方になり、それぞれ自分のシーンが終わると帰って行く。「バーイ」と挨拶してくれる人もいれば、知らんぷりな人も。ミーナさんも気付かなかったのか、そそくさと帰ってしまった。
ミーナさんが帰ったのなら私もと帰ろうとすると、先程のミーナのマネージャーが車に乗って行けと誘ってくれた。ホテルと彼等の行く先はまったく逆方向だったので、撮影所の入り口まで乗せてもらった。夕食も一緒にどうだ？と言われたがＴ氏との約束があったので失礼した。
明日はメーデーで撮影はお休みらしい。