マドラス日記 '02/01 |
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2002年1月5日 |
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ラジニ邸へと向かう途中、おもしろい物をみつけた。
木の幹をガネーシャに見立てて祭ってあったのだ。
どうでしょう?ガネーシャに見えます? |
そしてやって来たのは、毎度お馴染みラジニ邸。セキュリティに「ラジニはいるか?」と訪ねると、「電話してから来い」と番号を教えてくれた。
ついでに、ラジニの新作の事を聞いてみる。「ラヴィクマールからShankarとSunesh Krishnaのダブル監督になった。来月から撮影開始だ」本当かなぁ?
「なあ、新しいペン、持って無い?」
「ごめん。持って無い」 |
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とあるスタジオ。
ここではダンスシーンの撮影が行われていた。スタッフから、「お前は日本人か?」と聞かれ、「そうだ」と答える。
するとスタッフの一人が「お前はMeenaが好きか?」と聞いてきた。
おいおい。俺にその質問かい!!と、思いながらも、「もちろん」と言ってMeena's Fan Club JAPANの名刺を渡す。
その名刺が、瞬く間にスタッフの間を廻った。
みんなびっくりしていた。日本に、こんな団体があるとは、思いもしなかったのだろう。いやー面白い。
そして、さっきの質問の主が「この映画のヒロインはMeenaだ!」と衝撃的な言葉を告げた。
今度はこっちがびっくりする番である。「ええ〜!!本当に?」
そんな情報は、まったくもって入手していなかったので、腰が砕けんばかりに驚いた。
この映画「Devan」、キャストはVijayakanth,Arun Pandian,Karthik,Kawsalya。
そんなやり取りを聞いていた、ダンサーの一人が「私は日本に行った事がある」と声を掛けてきた。彼女は撮影の最中だったので、大声でのやり取りになったが。
「福岡ですか?」
「東京」
う〜ん、もしかしてラムジーとサンギータのミュージカルかな?
残念ながら撮影が再開されたため、ここまでとなってしまった。
この撮影チームは「ナトゥ」を撮った人達のようだ。「伊藤という人を知っているか?」とか「日本のインド映画(変な表現だな)、ナトゥを見たか」とか聞かれた。残念ながら知らないし、見ていない…。
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こちらはメインのダンサー。写真を撮っていたら怒られた為、この写真以外ありません。 |
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左の子がアルナー。たぶん10代。気が強そうで、生意気そうな顔だちが私好み。目が合ったらにっこりと微笑んでくれたので、いい娘なんじゃないかな?(単純な奴だな、私)踊りはあまり上手では無く、何度もダメ出しされ、そのたびにマイクで「アルナー」と名前を連呼されていた。それにもめげず、休憩中もひとり練習している姿に、惚れた。
中央の女性が「バーシャ」の誕生パーティーのミュージカルシーンで登場するAlfhansaさん。背は高いし、スタイル抜群。彼女は、たくさんのタミル語映画にダンサーとして登場している。さすがに踊り慣れているだけあって、素人目にもうまいのがわかる。ダンスマスターの指示だけで、ささっと踊れてしまう。す、凄い。
右の人は…わかりません。
彼女達、ガードが堅くて一緒に写真が撮れなかった…。撮影が終わるとガウンを羽織って、さーっと楽屋に引っ込んでしまうのだ。
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しばらくすると昼食の時間になった。「わたしの分もー」と密かに念じていると、(昼時に行けば食事にありつけるかも、と思ってこの時間に行ったのは内緒だ)先ほど日本に来た事があると言っていたダンサーの彼女が、私の分を用意してくれた。他のダンサーから「なぜ、JAPANに親切にするんだ?」と、冷やかされている。いつの間にか私の名前はJAPANになっていた。思わず「郷〜ぅひろみです」と、物まねのひとつでも披露しようかと思ったが、郷〜ぅひろみを知っている人がいるはずも無いので止めた。彼女は親切に辛いものを避けて、よそってくれていた。暖かい心配りである。 |
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彼がダンスマスターのHari。 |
こちらはダンスマスターの助手のバブーさん。親切にしていただきました。 |
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このテントの下で、ダンサーに囲まれ食事をした。 |
スタジオを後にして、映画館Kamalaに行った。再び「Shajahan」を見る為である。我ながら好きだなあ。 |
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で、でかー。
さすがに地元(?)だけあって、盛り上がる事、盛り上がる事。Vijayが登場すると、口笛が吹き鳴らされ、Meena登場時もしかり。2階で見て損した。こんなに盛り上がるんだったら、一階の席にして、みんなと一緒に騒ぎたかったよ。
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夕方5時半からSunTVで95年のNadodi Mannanが放送された。
この映画、何故かVCDはおろか、ビデオも発売されておらず、未見だったのだ。でも、途中の30分程しか見られなかったのが残念。
Meenaさんはお母さんと娘のふた役。ひと昔前のカツラをかぶった娘役のMeenaさんは、大映テレビを彷彿とさせる。声は吹き替えでかなり違和感があるもの。ラグバランに銃で撃たれちゃったりして、熱演していた。
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中央はヒーローのSarathkumar。 |
ラグ。 |
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娘Meenaだと思っていたのに、お母さんMeenaの変装だったと知って、驚き、怒るラグ。 |
ぽっちゃりした下唇がたまりません。 |
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このカツラはいかがなものか? |
荷物をまとめながら、テレビを見ていると部屋の電話が鳴った。アショカさんからであった。ホテルに戻る前にアショカさんの家に寄ったのだが、留守だったので、「これから日本に帰ります」とメモを置いてきてあったのだ。
「まだ時間はありますか?」一時間くらいなら余裕があるので、アショカさんの家に寄る事にした。
アショカさんの家で、空港までのコールタクシーを頼んだのだが全然来ない。もうタイムリミットっという頃になっても来ない。結局リクシャーを捕まえて、空港まで行く事になってしまった。しかもギリギリ。
コールタクシー、時間が決まっている時には使えません。
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