南インド マドラス日記 1

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'99.09.23

チェンナイへの入り口CHENNAI AIRPORT。しかしインド人って相当せっかち。飛行機が着陸した途端に荷物を取り出し我先に出口へと急ぐんだもの。しかも座席はゴミの山。ホテル アルナーチャラでは両替えが出来ないので、空港で済ませておいた方がいいでしょう。荷物が出てくるまで相当時間が掛かりますし。ガイド本などには「誤摩化されるので注意するように」などとありますが、そんな事はありませんでした。ただし、100ルピー札ばっかりで細かくはしてくれません。ちなみに私はUSドルのT/Cを使いました。

ここでシンガポール航空のお話を。成田からシンガポールで乗り継いでマドラス入りした訳ですが、シンガポールからマドラス間のインド系のスチュワーデスさんの綺麗な事。一見の価値有りです。機内食はベジタブルを頼んで失敗。ものすごく辛かった。いきなりこの辛さでやられました。翌朝、胃が痛くて目が醒めましたもの。帰りはフィッシュを頼んだのですが、これが本当に美味しくて、行きもこっちにしておけばよかったと後悔しました。機内で流れていた映画は『Safari』というヒンディー映画(CAST:Sanjay Dott,Juhi Chawla)と『Priyamudan』というタミル映画(CAST:Vijay,Kausalya)でした。
ラジニカーントが経営しているホテルアルナーチャラのお部屋。想像よりもこじんまりとした建物。でも、掃除は行き届いているし、ボーイさんなどの教育もバッチリ。テレビは衛星放送らしくMTVやカートゥンネットワークなど日本でもお馴染みの番組が放送されてました。もちろん、マサラムービーダンスも朝から晩まで延々と流れてます。是非日本でも放送してほしい!

ベッドルームはこちら。黒い縁のドアの向こうがバスルーム。もちろんお湯も出ます。
「私達はあなたに合うために日本から来ました」という内容のスーパースター ラジニカーントへの手紙。

ここがスーパースターの自宅!

ホテル アルナーチャラから程近い所にあります。一番左の人がガイドのAshokさん。警備員さんに上の手紙を見せて面会をお願いしているところ。残念ながら不在で合うことは出来ませんでした....。(Ashokさんへのメールはこちらへ→shiawase@vsnl.com 日本語でOKです。)

御近所の方々。みなさん笑顔で向かえてくれます。

お約束の門の前での記念撮影。
警備員さんと神様。
日本テレビの『超アジア通』で小林聡美がダンスを習ったところ。ダンサー達が映画の撮影に入る前にここで練習するそうです。ちなみにダンサーにも免許が必要で免許のない者は映画には出られません。
全景。三角屋根の下で小林聡美は練習してました。
ここが練習場所。右にあるのが電飾チカチカの神様。同じものをあちこちで見かけたので流行り物なのかも?音楽はカセットテープで流してました。頭出しが異様にうまい。
なんと2時間半に渡ってダンスを披露してくださいました。途中で着替えがあるとはいえ、ダンサー達の体力にはビックリ!中央の白い服の人がラジニの物まね(特徴をうまく捕らえていて本当によく似ている)を披露。しかし、目前で繰り広げられるマサラムービーダンスには圧倒されました。とにかくすごい。よくもあれだけ体が動くもんです。ここでアルナーチャラムとオオ!マリアの振り付けを少し習いました。その後、会う人会う人にガイドのAshokさんが「踊って見せてあげてください」と言うので大変な思いをすることとなりました。笑ってくれる人はいいのですが無反応なのはちと辛い。

町中のスナップ。

看板書きの人たち。

工事中のビル。

結構高いビルなんだけど足場が木の棒。

映画館脇のパダヤッパの巨大な看板。お客さんが減ったので小さい劇場に移動して上映されていました。もうすぐ公開200日記念のイベントがあるそうな。音量はかなり大き目でスピーカーの音が割れてます。途中の休憩は5分程でなんの予告も無しにいきなり始まってしまいますので注意が必要です。

インド人がせっかちなのは間違いなさそう。映画が終わらないうちに帰り出します。余韻を楽しむなんてことは無いみたい。私達日本人が拍手をしていると興味深気に見ていきます。日本で『ムトゥ』がヒットした事は知られているので、帰り際にインド人から話し掛けられました。英語が話せればよかったのだけれど....。

こちらは現在ヒット中、『BAADSHAH』の看板。
夕食会に備えてサリーを着たいとの女性からのリクエストに答えてAshokさんの自宅に寄り着替え。その間にAshokさんのパソコンでインターネットに繋ぎました。彼はウインドウズ95の日本語版を使用しているので、このホームページにアクセス。まさかインドで自分のHPが見られるとは思いませんでした。おかげでミーナファンだという事がばれてしまった。「住所は合ってますし、わたしでさえ電話番号を2つしかしらないのに〜」と驚かれ、その後、会う人会う人に「彼はミーナファンで私より詳しい情報をホームページに…」と説明されることに....。
ムトゥの監督でもあり、パダヤッパでは常にラジニの脇に居てラブレターを渡し損ねる友人を演じていた役者兼監督さん一家との夕食会。ムトゥ撮影時の貴重なお話など聞けました。場所はタージコロマンデルのインドレストラン。『超アジア通』でミーナと小林聡美が食事をしていたレストランです。

Q 監督と役者さんを兼業されているそうですが、どちらが好きですか?

A 監督です。実は今も撮影中なんですよ。

Q ムトゥの馬車での格闘シーンの撮影で怪我人は出ませんでしたか?

A 背中を打った人がいた程度で大きなトラブルはありませんでした。もちろんすぐに病院に連れて行きました。(本当か?)

Q ムトゥやアルナーチャラム、パダヤッパなどで必ず蛇が登場しますが?

A ラジニはすごく蛇が好きなんですよ。特にコブラが。

Q パダヤッパが体を真直ぐな状態のまま徐々に寝て行くシーンが面白かったのですが、どのようにして撮影したのでしょう?

A あれは胸にワイヤーを付けているんです。撮影は半日程かかりその間ずっとワイヤーを付けたままですごしてもらいました。

Q ものすごい数のエキストラが出演されてますが?

A あれは近くの人たちに集まってもらいました。食事とお金は払ってますよ。

Q ラジニの次回作の予定はあるのでしょうか?

A 彼次第ですが、この一年は無いでしょう。

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