マドラス日記 '03/01
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2003年1月3日

 Libertyシアターで「Baba」が上映されるので、時間を確認に行く。

「Noon Showは君の国のジャッキーチェンだぞ!」と言われるが「スーパースターのBabaが見たいんだ」
上映時間は2時半、6時半、9時半かららしい。

 SSR Pankajamシアターでプラシャントが消防士役の映画「Virumbukiren」を見る事にする。
上映まで時間があったので近くのRambaちゃんの家に行ってみる。
あ!車があるのでもしかすると居るかもしれない。しかし、セキュリティに追い返される。こんな時に限って写真をホテルに置いて着てしまっていたりするのだなぁ。すごく居そうなのだが…。

 映画館に戻って「Virumbukiren」だ。何故か上映が遅れて、12時過ぎてるよ。敢然に「Baba」に間に合わない…。

 「Virumbukiren」は予想とまったく違って、文芸作品調。放火が起こる村に常駐することになった消防士の中にプラシャントがいた。彼は美しい村娘であるスネーハと恋に落ちる。しかし、彼女は両親がお見合いの話を進めていたのだった…というストーリーなので消防士というのはあまり関係が無い。それにしてもスネーハが痩せていて素朴でかわいい。今とは感じが全然違うなぁ。

 「Baba」に間に合わないので、途中で映画館を出る。2時半にLibertyシアターに到着。すでにチケットを求めて長い列が出来ている。どうやら2時半というのはチケット販売の時間だったらしい。なんだよ、それなら「Virumbukiren」を最後まで見ても間に合ったよ(^^;
インド人を掻き分けてチケットをゲット。館内に入る。中々年期の入った映画館だ。低所得者層の多い館内は凄い盛り上がり様。9月に「Baba」を見た時とはえらい違い。ラジニ登場時は凄まじかった。でも、段々と静かになる館内。しかし、ニーランバリ登場時には再び盛り上がる。しかしなぁ、やっぱりここで一番盛り上がるというのは何か間違っているような気がするのだが…。ラストも大いに盛り上がって「Baba」は終わった。やはり映画は田舎で見るに限る。

 今日も夕食は某ホテルのインド料理店。明日の夜にはChennaiを離れるので今夜が最後なのだ、タンドリーチキンを味わって食べる。やっぱり、旨〜〜!!!

2003年1月4日

 Senthilさんが盛んに「Rajniの家には行ったのか?RajniはChennaiに居るよ。」と言って居たのでRajni邸に行ってみる。

 おお!綺麗にペイントされてリニューアルしているではないの。セキュリティに「Rajniは入るの?」と聞くと「居ないよ。アナザーステーション(なんのこっちゃ?)だ」との答え。まあ、会えるとは思ってないけどね。 

 今日が最後なのでSanthamシアターに「Villan」を見に行く。この映画館は音響も良くてお勧めな映画館。チケットの値段も高いのでハイソなお坊っちゃんお嬢ちゃんが多く、デートで来ているような感じの男女が多いのも特徴だ。そんな客層にも「Villan」は受けていた。田舎と変らない反応、いやそれ以上に受けていたような気がする。

 昼食は近くのチャイニーズレストラン「南京」。店構えだけを見ればとてもレストランとは思えないこのお店、料理は普通だ。先客がふたグループ程いた。

 続いて同じ映画館で上映されている「007」を見る。残念ながらタミル語吹き替え版では無く英語版。それにしても「007」が約150円で見られるんだから安い(笑)ジェームズボンド登場ではラジニ映画のような盛り上がり。びっくりした。ボンドガール登場時も同様に凄い!なるほどインド映画でなくても、こうやって盛り上がるのか。途中、無理矢理インターミッションが有った。カーチェイスのシーンでは館内が息を飲んでいる。終わった途端にふーっと息を抜き、隣の人としゃべっている。それだけ「007」が良く出来ているって事なのか?

 荷物をまとめ空港に向かう。さよならChennai。今回、Kovai Saralaさんに会えたので、どうしても逢いたいと思う人が居なくなった。若手のShamやSrikanthは、ぱっと見、区別が付かないし、若手の女優さんに至っては名前さえ覚える気がしない…。って事で、今年もやっぱりMeena一筋で行くぜぃ!

2003年1月5日

 早朝、シンガポール着。今、リトルインディアに行ってもお店が開いていないので、空港で寝ることにする。ちょっと暗いところに寝椅子が並んでいる所があった。うまい事一つ開いて居たので、寝心地は悪いがここで寝る。「荷物を置き忘れて慌てて戻るが、すでに時遅く無い」というリアルな夢で目が覚めた。しっかり荷物を抱えていた。空港で荷物を預け、身軽にしてからシンガポールの街へとくり出す。今はチャンギ空港から市内までMRTが延びていて、リトルインディアに近いギブス駅までS$1.2と安く行くことが出来る。本数が少ないが一時間みれば大丈夫。駅で切符を買おうとしたらJR東日本のスイカと同じ様なタッチ式に変っていて焦る。デポジットを取られるので、降りた駅で返金するのだ。面倒だなぁ。最初、判らなかったので後ろの人に聞いてしまった(^^;

 VCDを送ってもらったおばちゃんに連絡しようと彼女の連絡先を書いたメモを探すが見つからない…。先程預けた荷物の中だ…(^^;ガーン
仕方が無い。諦めてリトルインディアを散策しよう。まずは昼食だ。アーケードの中にあるホーカーズで食事する。タンドリーチキンが旨い。その後、ショップ巡りをして、Meenaさんの新作VCDや映画関連本をゲット。
ちょっと早めに空港に戻ろうとギブス駅を目指す。その前に先程の店でタンドリーチキンを食す。やっぱり旨いわ。日本だと高いからなぁ。今の内に堪能しておこう。
空港で荷物を受け取り、さっぱりしようとシャワーを浴びる。チャンギ空港は便利だなぁ。安くはないけど。
さっぱりした後、ゲートF40で文庫本を読みながら待っていると、警備員が「東京行きを待っているのかい?ゲートが変ったよ」と教えてくれた。おいおい…。
無事に機中の人になる。しかし、空いている。隣の席が空いているので気分的にもすごく楽だ。それにスッチャーデスの中に滅茶苦茶かわいい娘がいるのもいい!
吉岡美穂をかわいくしたような感じ。別になにがどうなるわけでもないのだが、それだけでも幸せな気分になれる(笑)寝ちゃうのが勿体無い。けど、着いたらそく会社だし…。よ〜く目に焼きつけておこっと。

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